2011年08月19日

都電の風景

北は札幌から南は鹿児島まで、今もなお路面電車は各地で走っています。

首都・東京。東京都の交通(都電・都営地下鉄・都バス)が
この八月で100周年を迎えています。

東京都交通局の100周年のキャッチコピーは、
<東京をむすんでひらいて100年>。
文字通り都民の足として過去から現在、走り続けています。

今年は、都電サミットが開催され、
多くの都電関連書籍も出版され、
江戸東京博物館では「東京の交通100年博」も
現在開催されている等、記念イベントが多く行われています。

中でもカルチュラル・アイコンとして、
東京のみならず日本の各時代を象徴する風景の中を
走ってきたのが路面電車の「都電」です。

古き良き東京を舞台にしたハートウォーミングな映画
「Always三丁目の夕日」でも登場。
シリーズ3作目となる「Always三丁目の夕日'64」の公開も
来年一月に控えていますが、
昭和30年代の東京の風景の中には、東京タワーなどと共に
都電そして郵便局(と丸型ポスト)は欠かすことのできない
アイコンとして存在しています。

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江戸東京博物館に展示中の都電6000形車両。
昭和30年代の街並も共に再現されていますが、
車両の隣には港区夕日町郵便局があります。
映画<Always三丁目の夕日'64>の
セットで使われたという当時の東京。

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都電と丸型ポストは、古き良き東京のアイコンの一つです。

銀座四丁目交差点(銀座和光)、国会議事堂、浅草寺、
まだ跳開していた頃の勝鬨橋、建設途上の霞ヶ関ビルと東京タワー・・・。
都電はそれら時代のアイコンたちを借景に走り続け、
東京タワー完成や東京オリンピック開催、
そしてモータリゼーション時代の到来などよって
その役目を終え、路線ごと次第に姿を消していきました。

しかし今なお、荒川線は都民の足として生き続けています。

都電の今をお届けしたいと思います。

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都電荒川線始発の三ノ輪橋停留場近くのガード下に描かれた
壁画の中の都電。

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三ノ輪橋停留場は、レトロな装いです。

三ノ輪橋から早稲田までの路線距離は12.2キロ。
停留場数は、30。
ほとんどが住宅などの間を通る専用軌道を持っています。

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かわいい車両ですね。

沿線には東京都内で唯一の区営(公営)遊園地、
「あらかわ遊園」があります。

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先に掲載したガード下の写真にも観覧車は描かれています。

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あらかわ遊園前には、一球さんの愛称で親しまれた
昔の都電6000形が展示されています。

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王子駅前停留場を過ぎて早稲田方面へ走り出す都電。
ここで専用軌道から
数少ない一般車道との併用区間(次の停留場である飛鳥山まで)に入ります。

この王子駅前停留場は、
大塚駅前停留場と共にJRへの乗り換え需要から
多くの乗降客があります。

都電荒川沿線にも郵便局は点在。
風景印に都電を採用している局も多くあります。

始発の三ノ輪橋停留場から十番目の
小台停留所で降りて数分にある荒川西尾久三郵便局もまた
都電を風景印に採用しています。

この郵便局のすぐそばには、あらかわ遊園があります。

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風景印を見てみましょう。

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都電に、ハナミズキ、近くにある小台橋が描かれていますが、
あらかわ遊園の観覧車のようなものも映っていますね。

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都電のある風景もまた、
大切にしていきたい矜持のある文化の一つですね。


今日は100年を迎えている都電の風景をお届け致しました。