2010年07月30日

日本橋の粋



先日の「風景印の中の富士山」で取り上げた東海道五十三次。

京都・三条大橋に至る五十三の宿駅の、そして東海道の、「始発点」。
それは、日本橋です。

日本橋はまた、日本の道路の起点、すなわち国道一号線の始点でもあります。

江戸時代の江戸は、武家社会と町人社会それぞれの需要という
二つの巨大消費が町を形成していました。
それを支えていたのが、商業の町・日本橋でした。

「東京の地理が分かる事典」(日本実業出版社)によれば、

『上方から下り物の流通に加えて、江戸の消費の動向や好みに合わせた
 江戸ならではの新商品の注文生産を盛んにした。
 この江戸特有の商品生産のため、日本橋地区の南北に必然的に
 職人町が形成された』とあります。

江戸時代の"下町"といえば、商業地域であったこの日本橋と
その南北を形成する神田、京橋。

しかしこれらは東京大空襲などの被害が多く、
戦後、都心部として復興再編される過程で
オフィスビルが立ち並ぶエリアに変貌を遂げ、
"下町"の座を浅草・深川・本所などへと譲ることになりました。

今や日本橋は、外資系ホテルもあり、まさに都会的な街となっています。

それでも商業の町あるいは日本の起点としての日本橋は
現代にその歴史を紡いでいます。

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1999年に、我が国の重要文化財に指定された日本橋。
現在の橋は1911年架橋の第19代目。
初代のそれは、1603年に架けられました。
(一部の原寸復元が江戸東京博物館にあります)。


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日本橋はまた、「郵便発祥の地」でもあります。

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1871年、前島密氏の創意により東京-大阪間で産声をあげた日本の近代郵便制度。
制度発足当時の駅逓司(旧郵政省)と東京の郵便役所が置かれた場所
(現在の日本橋郵便局)には、郵便発祥の地を示す記念碑があります。

この郵便発祥の地・日本橋に8月2日(月)、新コンセプトの郵便局が開局します。

新たに開局する日本橋南郵便局は、
大型店舗第一号の西新橋郵便局での取り組みに加えて
「新たに設置するギャラリーにより、郵便事業の歴史を伝承しながら、
 情報発信の拠点を地域のみなさまと創り上げていく店舗」をコンセプトとした郵便局。

局内の郵便・物販コーナー(愛称「オレンジスクエア」)では、
記念切手やフレーム切手などと共にPOSTAオリジナルのアイテムも登場します。

日本橋の粋と、郵便発祥の地をかけ合わせた商品です。

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お馴染みのポスト型はがきの日本橋特別バージョン。
日本橋らしい絵柄と共に江戸の粋を伝えます。
(定形外/180円・税込)。

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日本橋オリジナル・ポストカード(定形/120円・税込)。

日本橋と郵便をモチーフとしたオリジナルのポストカードです。
絵柄は五種類あります。


詳細は後日、ウェブサイトにて。



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日本橋南郵便局
〒103-0027 東京都中央区日本橋二丁目2-10
郵便・物販 9:00-17:00
(土日祝及び12/31-1/3は休)

開局日:2010年8月2日(月)